年末年始は、大掃除やイベントごとで普段より多くのゴミが出るにもかかわらず、ゴミ収集が休みになる特別な期間です。うっかりゴミを出しそびれてしまい、新年をゴミと共に迎える…といった事態は避けたいものです。
「年末のゴミ収集はいつが最終日?」「年始はいつから収集が始まるの?」といった疑問は、この時期多くの人が抱える共通の悩みでしょう。ゴミの収集スケジュールは、私たちが快適な生活を送る上で欠かせない重要な情報です。
この記事では、年末年始のゴミ収集に関するあらゆる疑問に答えるため、一般的なスケジュールから、お住まいの地域の正確な情報を調べる具体的な方法、全国主要都市の収集情報一覧、そして年末年始ならではのゴミ出しの注意点まで、網羅的に解説します。
この記事を読めば、年末年始のゴミ収集に関する不安が解消され、計画的に大掃除や片付けを進められるようになります。ぜひ最後までご覧いただき、すっきりとした気持ちで新年を迎える準備を整えましょう。
目次
年末年始のゴミ収集はいつからいつまで?一般的なスケジュール
年末年始のゴミ収集スケジュールは、全国の自治体によって異なりますが、多くの地域で共通する一般的な傾向が存在します。まずは、その全体像を把握し、ご自身の地域のスケジュールを予測するための目安としましょう。
年末の最終収集日の目安
年末のゴミ収集の最終日は、多くの企業や官公庁が仕事納めとする12月28日(木)から12月30日(土)の間になることが一般的です。
多くの自治体では、収集業務を年末ぎりぎりまで行ってくれますが、大晦日の12月31日(日)まで収集を行う地域は稀です。したがって、年内最後の収集チャンスは、12月の最終週にあると考え、計画を立てることが重要です。
例えば、お住まいの地域の「燃やすゴミ」の収集日が月曜日と木曜日だった場合を考えてみましょう。2023年のカレンダーで言えば、12月最後の月曜日は25日、最後の木曜日は28日です。この場合、12月28日(木)が年内最後の燃やすゴミの収集日となる可能性が非常に高くなります。この日を逃すと、次の収集は年明けまで待たなければなりません。
同様に、缶・びん・ペットボトルなどの資源ごみや、不燃ごみなども、それぞれの収集曜日に基づいて年内最終日が決まります。これらのゴミは週に一度しか収集されないことが多いため、特に注意が必要です。例えば、火曜日が資源ごみの収集日であれば、12月26日(火)が最後のチャンスとなり、これを逃すと2週間以上も溜め込むことになりかねません。
大掃除で出る大量のゴミを年内にスッキリさせるためには、12月に入った段階でゴミ収集カレンダーを確認し、各種ゴミの最終収集日をマーキングしておくことを強くおすすめします。
年始の収集開始日の目安
年始のゴミ収集が再開されるのは、一般的に官公庁の仕事始めに合わせて1月4日(木)以降となるケースがほとんどです。
正月三が日(1月1日〜1月3日)は、ほぼ全国の自治体でゴミの収集業務は完全に停止します。これは、収集作業員の方々の休暇確保はもちろん、収集したゴミを処理する清掃工場やリサイクル施設も稼働を停止するためです。
したがって、年末に溜まったゴミや、お正月の間に発生したゴミは、少なくとも1月4日以降の最初の収集日まで家庭で保管する必要があります。
収集開始日も、年末の最終日と同様に、ゴミの種類と収集曜日に依存します。例えば、月曜日と木曜日が燃やすゴミの収集日だった地域では、年始の収集再開は1月4日(木)からとなるでしょう。一方、火曜日が収集日の資源ごみは、1月2日(火)が三が日中のため収集は行われず、次の週の1月9日(火)が年始最初の収集日となる可能性があります。
このように、年始はゴミの種類によって収集再開日が大きくずれることがあるため、特に注意が必要です。年末年始の休暇中に発生するゴミの量を予測し、保管場所を確保しておくことも大切になります。
ゴミ収集が休みになる期間の目安
上記の情報をまとめると、年末年始にゴミ収集が休みになる期間は、全国的に12月31日(日)から1月3日(水)までの4日間が最も一般的なパターンです。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、自治体によっては期間が前後することがあります。例えば、都市部の一部の地域では12月31日の午前中まで収集を行ったり、逆に地方の小規模な自治体では12月30日から1月4日まで長めに休みを取るケースも考えられます。
期間 | 一般的なゴミ収集の状況 | 備考 |
---|---|---|
〜12月28日頃 | 通常通り、または年末の臨時収集 | 多くの地域でこの週が年内最終収集となる。 |
12月29日〜30日 | 多くの地域で最終収集日を迎える | この日を逃すと年内のゴミ出しは困難になる。 |
12月31日〜1月3日 | 原則として全国的に収集休み | この期間にゴミを出すことはできない。 |
1月4日以降 | 順次、収集が再開される | ゴミの種類(収集曜日)によって再開日が異なる。 |
最も重要なことは、こうした一般的な傾向を鵜呑みにせず、必ずご自身がお住まいの自治体が発表する公式情報を確認することです。次の章では、その具体的な確認方法を詳しく解説します。年末年始をクリーンで快適に過ごすために、正しい情報収集を心がけましょう。
【一番確実】お住まいの地域のゴミ収集日を調べる4つの方法
年末年始のゴミ収集スケジュールは、一般的な傾向を知るだけでは不十分です。お住まいの地域ごとの正確な情報を手に入れることが、トラブルを避けるための鍵となります。ここでは、誰でも簡単にできる4つの確実な調査方法をご紹介します。
確認方法 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
① 自治体の公式サイト | 最も正確・最新の情報、24時間いつでも確認可能 | 情報を探す手間がかかることがある | 確実な一次情報を自分で確認したい人 |
② ゴミ収集カレンダー・アプリ | 一覧性が高く見やすい、アプリは通知機能が便利 | カレンダーを紛失するリスク、アプリは非公式なものもある | 日常的にゴミ出しスケジュールを確認したい人 |
③ 自治体の広報誌 | 地域情報と併せて確認できる、ネットが苦手でも安心 | 発行時期が限られる、見落としやすい | 広報誌を定期的に読む習慣がある人 |
④ 電話で問い合わせる | 直接質問できるので疑問がすぐに解決する | 年末は回線が混み合う、受付時間が限られる | どうしても情報が見つからない場合の最終手段 |
① 自治体の公式サイトで確認する
最も信頼性が高く、確実な方法は、お住まいの市区町村の公式サイトを確認することです。自治体は、年末年始の特別スケジュールをウェブサイト上で必ず告知しています。
多くの場合、11月下旬から12月上旬にかけて、トップページのお知らせ欄や、「くらしの情報」「ごみ・リサイクル」といったカテゴリ内に専用ページが設けられます。
具体的な探し方の手順
- 検索エンジンで調べる: GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「(お住まいの市区町村名) ゴミ 年末年始」と入力して検索します。例えば、「横浜市 ゴミ 年末年始」のように検索すれば、関連ページが上位に表示されるはずです。
- 公式サイト内を探す: 自治体の公式サイトにアクセスし、サイト内検索機能で「年末年始 ゴミ」と検索するか、「くらしの情報」→「ごみ・リサイクル」といったメニューをたどって情報を探します。
- PDFファイルを確認する: 年末年始の収集スケジュールは、多くの場合、A4サイズ1枚程度のPDFファイルにまとめられています。このPDFをダウンロードまたは印刷しておけば、いつでも手元で確認できて便利です。PDFには、通常ゴミだけでなく、資源ごみや粗大ごみに関する情報もまとめて記載されています。
公式サイトの情報は、自治体が責任を持って発信する一次情報であるため、情報の正確性は100%です。間違いのない情報を得るために、まずは公式サイトを確認する習慣をつけましょう。
② ゴミ収集カレンダー・ゴミ分別アプリで確認する
日々のゴミ出しで活用している「ゴミ収集カレンダー」や「ゴミ分別アプリ」も、年末年始のスケジュールを確認するための重要なツールです。
ゴミ収集カレンダー(紙媒体)
年度の初め(3月〜4月頃)に各家庭に配布される紙のゴミ収集カレンダーには、年末年始の休止期間や、振替収集日が最初から印刷されていることがほとんどです。カレンダーの12月と1月部分をよく確認してみましょう。多くの場合、休止期間は色を変えたり、特別な記号で示されたりしています。もし紛失してしまった場合は、市役所や出張所、公民館などで再配布していることが多いので、問い合わせてみましょう。
ゴミ分別アプリ
近年、多くの自治体が公式のゴミ分別アプリを提供しています。また、地域を設定するだけで使える民間の便利なアプリも多数存在します。これらのアプリの最大のメリットは、収集日の前日や当日にスマートフォンにプッシュ通知を送ってくれる機能です。
年末年始の特別スケジュールにも対応しており、うっかり出し忘れるのを防いでくれます。お住まいの自治体名と「ゴミ アプリ」で検索し、公式アプリがあるか確認してみるのがおすすめです。アプリを導入すれば、年末年始だけでなく、一年を通してゴミ出し管理が格段に楽になります。
③ 自治体の広報誌で確認する
自治体が毎月発行している「広報誌」も、見逃せない情報源の一つです。特に12月号には、年末年始の行政サービスに関する特集が組まれることが多く、その中でゴミ収集のスケジュールが詳しく案内されています。
広報誌は、新聞折込やポスティング、地域の公共施設での配布など、様々な方法で届けられています。普段あまり読まないという方も、12月号だけは必ず目を通すようにしましょう。ゴミ収集の情報以外にも、休日・夜間診療の案内や、市役所の窓口業務の休業期間など、年末年始を過ごす上で役立つ情報が満載です。ウェブサイトを見るのが苦手な方や、紙媒体でじっくり確認したい方にとっては、非常に便利な情報源となります。
④ 電話で問い合わせる
上記の方法でどうしても情報が見つからない、または内容に不明な点がある場合の最終手段が、電話での問い合わせです。
問い合わせ先は、自治体によって名称が異なりますが、一般的には「環境局」「清掃事業所」「ごみ減量推進課」といった部署が担当しています。自治体の公式サイトや広報誌に記載されている代表電話番号にかけ、担当部署につないでもらいましょう。
ただし、注意点もあります。年末の閉庁日が近づくにつれて、同様の問い合わせが殺到し、電話が非常につながりにくくなることが予想されます。また、土日祝日や夜間は受け付けていません。電話で問い合わせる場合は、できるだけ12月の中旬頃までに、平日の日中に連絡することをおすすめします。
これらの4つの方法を状況に応じて使い分けることで、誰でも簡単かつ確実に、お住まいの地域の正しい年末年始ゴミ収集スケジュールを把握できます。最もおすすめなのは、①の公式サイトで正確な情報を確認し、②のアプリで日々のリマインドを設定するという組み合わせです。
なぜ年末年始はゴミの収集スケジュールが変わるのか?
毎年当たり前のように変更される年末年始のゴミ収集スケジュール。しかし、「なぜこの期間だけ特別扱いなのだろう?」と疑問に思ったことはないでしょうか。その背景には、私たちの社会インフラを支える仕組みと、年末年始特有の事情が複雑に絡み合っています。
主な理由は、大きく分けて以下の3つです。
- 収集・処理に関わる作業員の休暇確保
- ゴミ処理施設(清掃工場など)の休業
- 年末年始特有のゴミの量と質の変化への対応
まず最も基本的な理由として、ゴミを収集する作業員や、それを処理する清掃工場で働く職員の方々も、私たちと同じように年末年始に休暇を取るからです。ゴミ収集は、私たちが快適に暮らすために欠かせないエッセンシャルワークですが、そこで働く人々にも休息は必要です。特に、多くの人が休みに入る正月三が日(1月1日〜3日)は、公共サービスの多くが停止するのと同様に、ゴミ収集・処理業務も原則として停止します。これが、年始の収集開始が1月4日以降になる最大の理由です。
次に、収集されたゴミの「行き先」の問題があります。家庭から出されたゴミは、収集車によって清掃工場(焼却施設)やリサイクルセンターに運ばれます。これらの施設もまた、年末年始は設備のメンテナンスや職員の休暇のために稼働を停止します。たとえ収集車がゴミを集めても、それを受け入れて処理する施設が動いていなければ、ゴミは行き場を失ってしまいます。そのため、清掃工場の休業スケジュールに合わせて、収集業務も停止せざるを得ないのです。特に、大規模な焼却炉などは、一度稼働を停止すると、再稼働までに時間とコストがかかるため、計画的に休業期間が設定されています。
さらに、年末年始という時期特有の「ゴミの量と質の変化」も、スケジュール変更の大きな要因です。
年末には、大掃除によって大量の不用品や粗大ゴミが一度に排出されます。通常の収集体制では、集積所がゴミで溢れかえってしまったり、収集車が一度で運びきれなくなったりする可能性があります。そのため、自治体は事前にゴミ量の増加を見越して、収集ルートや回数を調整する必要があるのです。
一方、年始は、おせち料理の容器、お餅の包装、お酒の瓶や缶、初売りの買い物で出た梱包材など、普段とは異なる種類のゴミが多く出ます。こうした一時的なゴミの増加と質の変化に対応するためにも、計画的な収集スケジュールが必要となります。
このように、年末年始のゴミ収集スケジュールの変更は、単に「休みだから」という単純な理由だけでなく、「収集する人」「処理する施設」「排出されるゴミ」という3つの要素が相互に関連し合った、合理的な理由に基づいているのです。この背景を理解することで、私たちはより一層、計画的なゴミ出しと、収集・処理に携わる人々への感謝の気持ちを持つことができるでしょう。
【地域別】全国主要都市の年末年始ゴミ収集情報
ここでは、全国の主要な政令指定都市の年末年始ゴミ収集スケジュールについて解説します。
【重要】必ずお読みください
2024年6月現在、2024年度末から2025年度始にかけての収集スケジュールは、ほとんどの自治体でまだ公式に発表されていません。
以下の情報は、主に昨年度(2023-2024年)の実績や例年の傾向を基にした参考情報です。お住まいの地域の正確なスケジュールは、必ず11月下旬から12月上旬頃に発表される各自治体の公式サイトやゴミ収集カレンダーで最終確認を行ってください。
北海道・東北地方
札幌市
札幌市の年末年始のゴミ収集は、例年12月31日から1月3日までが休みとなります。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃やせるごみ | 収集曜日に応じて12月28日(木)または29日(金) | 収集曜日に応じて1月4日(木)または5日(金) |
燃やせないごみ | 12月の第4週の収集日 | 1月の第1週の収集日 |
びん・缶・ペットボトル | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
粗大ごみ | 事前申込制。例年12月中旬には年内収集の申込が締め切られます。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 粗大ごみの収集は「大型ごみ収集センター」への事前申し込みが必要です。年末は申し込みが殺到するため、11月中のできるだけ早い時期に申し込むことが推奨されます。
(参照:札幌市公式サイト)
仙台市
仙台市では、例年12月31日から1月3日までが収集休み期間となります。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
家庭ごみ(燃やすごみ) | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
プラスチック製容器包装 | 12月29日(金)まで | 1月5日(金)から |
缶・びん・ペットボトル、紙類 | 12月29日(金)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 事前申込制。12月21日申込分までが年内収集の目安でした。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 粗大ごみの申し込みは、電話またはインターネットで受け付けています。年内収集を希望する場合は、12月上旬には申し込みを済ませておくと安心です。
(参照:仙台市公式サイト)
関東地方
東京都23区
東京都23区のゴミ収集は、各区によって若干異なりますが、概ね12月31日から1月3日が休みとなります。ここでは例として千代田区の情報を記載します。必ずお住まいの区の公式サイトをご確認ください。
ごみの種類(例:千代田区) | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃やすごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
燃やさないごみ | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
資源 | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 各区の粗大ごみ受付センターへの事前申込制。年内収集は12月中旬に締め切られることが多いです。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 23区の粗大ごみは、共通の「粗大ごみ受付センター」で一括して受け付けています。申し込みが非常に混み合うため、11月中の申し込みが推奨されます。
(参照:千代田区公式サイト、粗大ごみ受付センター公式サイト)
さいたま市
さいたま市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃えるごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
燃えないごみ・有害ごみ | 収集曜日に応じた12月最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
資源物1類・2類 | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 事前申込制。年内収集の最終申込日は12月中旬頃です。 | 1月上旬から順次収集 |
特記事項: 粗大ごみや臨時ごみは、さいたま市ごみ処理施設へ自己搬入することも可能です(有料・事前予約要)。
(参照:さいたま市公式サイト)
千葉市
千葉市の収集休み期間も、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
可燃ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
不燃ごみ | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
資源物 | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 事前申込制。12月15日申込分までが年内収集の目安でした。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 年末は大掃除などでごみ量が増加するため、ごみステーションが満杯の場合は、次回に持ち越すなどの協力が呼びかけられています。
(参照:千葉市公式サイト)
横浜市
横浜市では、例年1月1日から1月3日までが収集休みです。年末は12月31日まで収集を行うのが特徴です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃やすごみ | 12月31日(日)まで(日曜収集地域) | 1月4日(木)から |
燃えないごみ、スプレー缶など | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
缶・びん・ペットボトル | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 事前申込制。年内収集希望の場合、11月中〜12月上旬の申し込みが推奨されます。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 年末の12月29日(金)、30日(土)は、通常収集に加えて、特別に「燃やすごみ」の収集を行う地域があります。詳しくは市の発表を確認する必要があります。
(参照:横浜市公式サイト)
川崎市
川崎市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
普通ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
資源物 | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
小物金属 | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
粗大ごみ | 事前申込制。申し込みから収集まで2週間程度かかるため、早めの連絡が必要です。 | 1月上旬から順次収集 |
特記事項: 川崎市では「ごみ分別アプリ」を配信しており、年末年始の収集日もプッシュ通知で知らせてくれるため便利です。
(参照:川崎市公式サイト)
相模原市
相模原市の収集休み期間も、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
一般ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
容器包装プラ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
資源類 | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
粗大ごみ | 事前申込制。12月中旬には年内収集の予約が埋まることが多いです。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 粗大ごみは、収集の他に、処理施設への自己搬入も可能です(事前予約要)。
(参照:相模原市公式サイト)
中部地方
新潟市
新潟市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃やすごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
燃やさないごみ | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
資源ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 事前申込制。12月中旬頃が年内収集の申込締切の目安です。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 新潟市もごみ分別アプリ「さんあ~る」を提供しており、年末年始のスケジュール確認に活用できます。
(参照:新潟市公式サイト)
静岡市
静岡市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
もえるごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
もえないごみ、資源ごみ | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
粗大ごみ | 事前申込制。電話受付は12月28日まで、年内収集の最終申込はそれより早まります。 | 1月上旬から順次収集 |
特記事項: 収集日当日の朝8時30分までに出すルールとなっています。年末年始も時間厳守が求められます。
(参照:静岡市公式サイト)
浜松市
浜松市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
可燃ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
不燃ごみ、資源ごみ | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
粗大ごみ | 事前申込制。電話またはインターネットで申し込みます。年末は混み合います。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 浜松市もごみ分別アプリ「さんあ~る」を導入しており、お住まいの地域を設定するだけで簡単に収集日を確認できます。
(参照:浜松市公式サイト)
名古屋市
名古屋市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
可燃ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
不燃ごみ・粗大ごみ(月1回) | 12月の収集指定日 | 1月の収集指定日 |
プラスチック製容器包装、紙製容器包装 | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ(戸別収集) | 事前申込制。11月中の申込が推奨されます。 | 1月上旬から順次収集 |
特記事項: 名古屋市の粗大ごみは、月1回の地域一斉収集と、有料の戸別収集があります。大掃除で出るような粗大ごみは、戸別収集を早めに申し込む必要があります。
(参照:名古屋市公式サイト)
近畿地方
京都市
京都市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃やすごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
缶・びん・ペットボトル | 12月29日(金)まで | 1月5日(金)から |
小型金属類・スプレー缶 | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
大型ごみ | 事前申込制。12月中旬には年内収集の受付が終了します。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 大型ごみ(粗大ごみ)の申し込みは、電話、FAX、インターネットで可能です。手数料はコンビニなどで納付します。
(参照:京都市公式サイト)
大阪市
大阪市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
普通ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
資源ごみ、容器包装プラスチック | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
古紙・衣類 | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 事前申込制。年末は大変混み合うため、11月中の申込が確実です。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 大阪市のごみ分別アプリ「さんあ~る」では、チャットボットでごみの分別方法を質問できるなど、便利な機能が充実しています。
(参照:大阪市公式サイト)
堺市
堺市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
生活ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
資源ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 事前申込制。電話受付は12月28日までですが、収集は年明けになる可能性が高いです。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 粗大ごみの申し込みは電話のみとなっています。年内収集を希望する場合は、12月上旬までに連絡することをおすすめします。
(参照:堺市公式サイト)
神戸市
神戸市の収集休み期間は、例年1月1日から1月3日です。年末は12月31日まで収集があります。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃えるごみ | 12月31日(日)まで(日曜収集地域) | 1月4日(木)から |
燃えないごみ、缶・びん・ペットボトル | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
大型ごみ | 事前申込制。12月は申し込みが殺到し、希望日に予約できない場合があります。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 神戸市では、大型ごみの申し込みから収集まで2週間〜1ヶ月程度かかることもあるため、大掃除の計画は早めに立てる必要があります。
(参照:神戸市公式サイト)
中国・四国地方
岡山市
岡山市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
可燃ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
不燃ごみ | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
資源化物 | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
粗大ごみ | 事前申込制。12月14日受付分までが年内収集の目安でした。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 粗大ごみの受付は、電話またはインターネットで行っています。計画的な申し込みが重要です。
(参照:岡山市公式サイト)
広島市
広島市の収集休み期間は、例年1月1日から1月3日です。大晦日の12月31日まで収集が行われます。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
可燃ごみ | 12月31日(日)まで(日曜が収集日の地域) | 1月4日(木)から |
不燃ごみ、資源ごみ | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
大型ごみ | 事前申込制。12月は予約が集中するため、早めの申し込みが必要です。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 広島市では、年末に一部の地域で「特別収集」が実施されることがあります。詳細は市の広報やサイトで確認が必要です。
(参照:広島市公式サイト)
九州・沖縄地方
北九州市
北九州市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
家庭ごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
プラスチック製容器包装 | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
缶・ペットボトル | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
粗大ごみ | 事前申込制。12月15日までに申し込むと年内収集が可能でした。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 年末はごみの量が非常に多くなるため、排出ルールの遵守が特に重要視されます。
(参照:北九州市公式サイト)
福岡市
福岡市の収集休み期間は、例年1月1日から1月3日です。年末は12月31日まで収集があります。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃えるごみ | 12月31日(日)まで | 1月4日(木)から |
燃えないごみ、空きびん・ペットボトル | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
粗大ごみ | 事前申込制。電話またはインターネットで申し込みます。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 福岡市の粗大ごみ受付は、LINEでも可能となっており、利便性が高いです。ただし、年末は混雑が予想されるため、早めの手続きが推奨されます。
(参照:福岡市公式サイト)
熊本市
熊本市の収集休み期間は、例年12月31日から1月3日です。
ごみの種類 | 年末最終収集日(2023-2024年実績) | 年始開始収集日(2023-2024年実績) |
---|---|---|
燃やすごみ | 12月30日(土)まで | 1月4日(木)から |
プラスチック製容器包装 | 12月29日(金)まで | 1月5日(金)から |
資源物 | 12月の最終収集日 | 1月の最初の収集日 |
粗大ごみ | 事前申込制。電話受付は12月28日までですが、収集日の予約は早めに埋まります。 | 1月4日以降順次収集 |
特記事項: 年末のごみ出しでは、カラス対策としてネットをしっかりかけるなど、基本的なマナーの徹底が呼びかけられています。
(参照:熊本市公式サイト)
年末年始のゴミ出しで注意すべき5つのポイント
年末年始の特別な収集スケジュールを把握したら、次はトラブルなくゴミを出すための注意点を押さえましょう。多くの人が休みに入るこの時期は、少しの不注意が近隣トラブルや環境悪化につながりやすくなります。以下の5つのポイントを心に留めて、気持ちよく新年を迎えましょう。
① 収集日と時間を必ず守る
これは基本中の基本ですが、年末年始は特に重要です。収集日ではない日にゴミを出したり、収集が終わった後に出したりすることは絶対にやめましょう。
年末年始の休止期間中、集積所に出されたゴミは、長い場合1週間近くも放置されることになります。その結果、カラスや猫にゴミ袋を荒らされて中身が散乱したり、生ゴミが腐敗して強烈な悪臭を放ったりする原因となります。散らかったゴミは見た目にも不衛生で、地域の景観を損なうだけでなく、ご近所との関係が悪化する引き金にもなりかねません。
また、収集日の「時間」を守ることも大切です。多くの自治体では「収集日当日の朝8時(または8時30分)まで」と定められています。年末年始は交通事情が通常と異なるため、収集車のルートや時間が変更される可能性もあります。前日の夜からゴミを出す「夜出し」は、放火や動物被害のリスクを高めるため、絶対に避けてください。必ず、指定された収集日の朝、決められた時間までに出すことを徹底しましょう。
② 大掃除のゴミは計画的に出す
年末の大掃除では、普段は出ないような量のゴミや、長年溜め込んでいた不用品が大量に発生します。これを無計画に年末ぎりぎりになってから片付け始めると、「ゴミをまとめたのに、最終収集日が過ぎていた…」という最悪の事態に陥りがちです。
そうならないためには、計画的なゴミ出しが不可欠です。
- 11月下旬〜12月上旬: まず、お住まいの地域のゴミ収集カレンダーや公式サイトで、燃やすゴミ、燃やさないゴミ、資源ごみ、粗大ごみそれぞれの年内最終収集日を全て確認し、カレンダーに書き込みます。
- 12月中旬: 大掃除を開始します。まずは本や衣類、小物など、腐敗しないものから片付け始め、それぞれのゴミの最終収集日に合わせて計画的に出していきます。
- 12月下旬: キッチン周りや水回りなど、生ゴミが出やすい場所の掃除を行います。ここで出たゴミは、年内最後の「燃やすゴミ」の日に確実に出せるよう、タイミングを合わせます。
このように、ゴミの最終収集日から逆算して大掃除のスケジュールを立てることで、年内にすっきりと片付けることが可能になります。
③ 一度に大量のゴミを出さない
大掃除で出た大量のゴミを、一度にまとめてゴミ集積所に出すのは避けましょう。一人の住民が大量のゴミを出すと、集積所の許容量を超えてしまい、他の住民がゴミを出せなくなる可能性があります。また、溢れたゴミは交通の妨げになったり、景観を損ねたりする原因にもなります。
さらに、収集作業員の負担も考慮する必要があります。極端に重いゴミ袋や、大量のゴミ袋は、収集作業の効率を著しく低下させ、作業員の怪我につながる恐れもあります。
対策としては、数回に分けてゴミを出すのが賢明です。例えば、4袋分のゴミが出た場合、最終収集日とその前の収集日に2袋ずつ出すといった工夫をしましょう。自治体によっては、一度に出せるゴミ袋の量を「3袋まで」などと定めている場合もあります。地域のルールを確認し、思いやりのあるゴミ出しを心がけましょう。
④ 正しい分別ルールを守る
年末年始は、普段あまり出ない種類のゴミが増える時期でもあります。例えば、プレゼントの豪華な包装紙、お歳暮の箱、おせち料理の重箱(プラスチック製)、割れてしまった食器、使い終わったカセットボンベなどです。
忙しい時期だからと面倒くさがって分別を怠ると、せっかく出したゴミが「ルール違反」として収集されずに残されてしまうことがあります(通称「イエローカード」や「警告シール」を貼られる)。収集されなかったゴミは、自分で持ち帰って正しく分別し直さなければならず、二度手間になってしまいます。
特に注意が必要なのは以下の点です。
- スプレー缶・カセットボンベ: 必ず中身を使い切り、火の気のない屋外で穴を開けてガスを抜いてから、「燃やさないゴミ」や「有害ごみ」など、地域の指定に従って出します。
- リチウムイオン電池などの小型充電式電池: スマートフォンやモバイルバッテリー、加熱式たばこなどに使われているこれらの電池は、強い衝撃が加わると発火する危険性があるため、絶対に一般ごみと混ぜてはいけません。家電量販店などのリサイクル協力店に設置されている回収ボックスに出しましょう。
- 包装紙・紙箱: きれいな紙製のものは「資源ごみ(古紙)」になりますが、ビニールコーティングされたものや、汚れが付着したものは「燃やすゴミ」になります。
この機会に、改めて自治体の分別ガイドブックやアプリを確認し、正しい分別を徹底しましょう。
⑤ 粗大ゴミは年内に早めに申し込む
大掃除で出た家具や家電などの粗大ゴミ。「年内に捨ててスッキリしたい」と考える人は非常に多く、12月は粗大ゴミ収集の申し込みが一年で最も殺到する時期です。
多くの自治体では、粗大ゴミは事前申込制の有料収集となっています。しかし、12月中旬になってから申し込んでも、「すでに年内の予約は全て埋まっています」と断られてしまうケースがほとんどです。
粗大ゴミを年内に処分したいのであれば、11月中、遅くとも12月上旬には申し込みを済ませておく必要があります。申し込みから実際の収集までには、通常でも2週間程度かかることを見越しておきましょう。計画的に不用品をリストアップし、「思い立ったらすぐ申し込む」くらいのスピード感が重要です。
粗大ゴミの申し込み方法と注意点
年末の大掃除で必ずと言っていいほど出てくるのが、家具や布団、自転車といった「粗大ゴミ」です。これらは通常のゴミ収集では回収してもらえず、特別な手続きが必要です。年内にスッキリと処分するためには、早めの行動と正しい手順の理解が不可欠です。
申し込み期限はいつ頃か
粗大ゴミの年内収集を希望する場合、その申し込み期限は自治体によって大きく異なりますが、一般的な目安として12月の中旬頃と考えておくとよいでしょう。
- 早い自治体: 12月の第1週~第2週には、年内収集分の予約枠が全て埋まってしまうことがあります。
- 一般的な自治体: 12月15日前後を最終申込日としているケースが多く見られます。
- 電話受付の最終日: 自治体のコールセンター自体の年末最終営業日が12月28日頃であっても、その日に申し込んで年内に収集してもらうことはほぼ不可能です。申し込みから収集までにはタイムラグがあるためです。
なぜこんなに早く締め切られてしまうのでしょうか。理由は単純で、年末に大掃除をする人が一斉に申し込むため、収集能力の限界を超えてしまうからです。収集車や作業員の数には限りがあるため、予約は先着順で埋まっていきます。
したがって、「年内にこのタンスを捨てたい」と決めたら、その時点(できれば11月中)ですぐに申し込むのが最も確実な方法です。12月に入ってから「そろそろ申し込もうか」では、すでに手遅れになっている可能性が高いと心得ておきましょう。
粗大ゴミの申し込み手順
粗大ゴミを出すための手順は、ほとんどの自治体で共通しています。以下に、一般的な流れをステップごとに解説します。
ステップ | 内容 | ポイント |
---|---|---|
Step 1: 申し込み | 自治体の「粗大ごみ受付センター」などに電話またはインターネットで申し込む。 | 品目、サイズ、数量を正確に伝える必要がある。事前に測っておくとスムーズ。 |
Step 2: 手数料と収集日の確認 | 申し込み時に、必要な手数料の金額と、収集日、収集場所を伝えられる。 | メモを準備し、受付番号、手数料、収集日、場所を正確に控えること。 |
Step 3: 処理券(シール)の購入 | 伝えられた金額分の「粗大ごみ処理券(シール)」を、指定の取扱店(コンビニ、スーパー、郵便局など)で購入する。 | 自治体によって名称が異なる(例:「ごみ処理券」「手数料納付券」)。買い間違えに注意。 |
Step 4: 処理券の貼り付け | 購入した処理券に、受付番号や氏名などを記入し、粗大ゴミの見やすい場所に剥がれないようにしっかりと貼り付ける。 | 複数出す場合は、それぞれに正しい券を貼る。 |
Step 5: 排出 | 指定された収集日の朝(通常は8時か8時30分まで)に、指定された場所(玄関前、集積所など)に出す。 | 立ち会いは不要。時間と場所を厳守すること。 |
申し込み時の注意点
- 品目の正確な伝達: 例えば「棚」と一言で言っても、サイズによって手数料が変わることがあります。「高さ〇〇cm、幅〇〇cm、奥行き〇〇cmの木製の棚」のように、できるだけ具体的に伝えられるよう準備しておきましょう。
- インターネット申し込みの活用: 電話は年末に混み合いますが、インターネット申し込みは24時間いつでも可能です。自治体の公式サイトからアクセスできるので、積極的に活用しましょう。
絶対に捨てられないもの
粗大ゴミとして申し込んでも、収集してもらえないものが存在します。これらを誤って出さないように注意が必要です。
- 家電リサイクル法対象品目: テレビ(液晶・プラズマ・ブラウン管)、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、法律でリサイクルが義務付けられています。購入した店や買い替える店、または指定の引取場所に依頼して、リサイクル料金と収集運搬料金を支払って処分する必要があります。
- パソコン: パソコン(デスクトップ、ノート、ディスプレイ)も資源有効利用促進法に基づき、メーカーによる回収・リサイクルが義務付けられています。各メーカーの受付窓口か、一般社団法人パソコン3R推進協会に申し込みます。
- 処理困難物: タイヤ、バッテリー、ピアノ、金庫、消火器、ガスボンベ、土・石・コンクリートなどは、多くの自治体で収集できません。専門の処理業者や販売店に相談する必要があります。
これらのルールを正しく理解し、計画的に手続きを進めることが、年末の片付けをスムーズに終えるための秘訣です。
年末年始のゴミ収集に関するよくある質問
ここでは、年末年始のゴミ出しに関して、多くの人が抱きがちな疑問やトラブルについてQ&A形式でお答えします。
収集日以外にゴミを出してしまった場合はどうすればいい?
うっかり収集日を間違えたり、休み期間中とは知らずにゴミを出してしまったりするケースは、残念ながら少なくありません。もし誤って出してしまったことに気づいた場合、原則として、一度自宅に持ち帰り、次の正しい収集日に出し直すのが最も適切な対応です。
放置されたゴミは、前述の通り、カラス被害や悪臭、景観悪化の原因となり、近隣住民に多大な迷惑をかけてしまいます。自分の出したゴミには最後まで責任を持つという意識が大切です。
「持ち帰るのが難しい」「すでに荒らされてしまった」という場合は、状況に応じて以下の対応を検討しましょう。
- 戸建て住宅の場合: 速やかに持ち帰り、次の収集日まで自宅の敷地内で保管します。ベランダやガレージなど、動物に荒らされず、雨風が当たらない場所が望ましいです。
- 集合住宅(マンション・アパート)の場合: まずは管理会社や大家さんに連絡し、指示を仰ぎましょう。専用のゴミ庫がある場合、一時的にそこに保管させてもらえる可能性があります。無断で共用部に放置するのは絶対にやめましょう。
- 自治体への相談: どうしても対応が困難な場合は、お住まいの市区町村の清掃担当部署(清掃事務所、環境局など)に電話で相談してみてください。ただし、年末年始の休業期間中は連絡が取れないことがほとんどです。基本的には自己解決が原則となります。
いずれにせよ、「誰かが片付けてくれるだろう」と放置するのは最も避けるべき行動です。迅速かつ誠実な対応が、ご近所トラブルを防ぐ鍵となります。
集合住宅(マンション・アパート)の場合はどこで確認できる?
マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの場合、ゴミ出しのルールは戸建て住宅と異なることがあります。年末年始のスケジュール確認方法も、いくつか選択肢があります。
- 掲示板やエレベーター内の告知を確認する: 最も最初に確認すべき場所は、マンションの共用掲示板やエレベーター内です。管理組合や管理会社が、年末年始のゴミ収集スケジュールや、大掃除に関する注意喚起のポスターを貼り出していることがほとんどです。多くの場合、自治体の情報に加えて、そのマンション独自のルール(例:「大晦日のゴミ庫の閉鎖時間」など)が記載されているため、必ず目を通しましょう。
- 管理会社や大家さんに問い合わせる: 掲示が見当たらない場合や、不明な点がある場合は、管理会社や大家さんに直接問い合わせるのが確実です。特に、24時間ゴミ出し可能な専用ゴミ庫があるマンションでも、清掃の都合上、年末年始は利用時間が制限されたり、一時的に閉鎖されたりすることがあります。独自のルールがある可能性を念頭に置き、確認を取りましょう。
- 自治体の公式情報を確認する: 管理会社からの情報がない場合でも、ゴミを収集するのは自治体(またはその委託業者)です。したがって、この記事で紹介した自治体の公式サイトやゴミ収集カレンダーの情報が基本となります。お住まいの地域の収集スケジュールを自分で把握しておくことは、集合住宅の住民であっても同様に重要です。
基本的には「①掲示板の確認 → ②管理会社への問い合わせ → ③自治体情報の確認」の順番で進めれば、間違いのない情報を得られます。
事業系のゴミ収集も休みになる?
飲食店やオフィス、小売店などから出る「事業系ごみ」は、家庭ごみとは収集の仕組みが異なります。そのため、年末年始の対応も同じではありません。
家庭ごみ(一般廃棄物)は、市区町村に収集の義務があり、税金によって運営されています。一方、事業活動に伴って生じるゴミ(事業系一般廃棄物や産業廃棄物)は、排出した事業者自身の責任で処理することが法律で義務付けられています。
多くの事業者は、民間の廃棄物収集運搬業者と個別に契約を結び、有料でゴミを収集してもらっています。したがって、年末年始の収集スケジュールは、契約している収集運搬業者に直接確認する必要があります。
一般的な傾向として、民間の収集運搬業者も年末年始は休みになるか、特別料金での臨時収集となるケースがほとんどです。多くの業者が12月31日〜1月3日を休業期間としていますが、契約内容や業者の体制によって異なります。
- 飲食店: 年末年始も営業する場合、生ゴミの処理は死活問題です。事前に収集業者と綿密に打ち合わせを行い、収集の最終日と開始日、休業期間中のゴミの保管方法などを確認しておく必要があります。場合によっては、臨時の収集を依頼する必要があるかもしれません。
- オフィス・店舗: 年末の最終営業日に合わせて、大掃除のゴミなどを計画的に処分する必要があります。年明けの業務開始日にゴミが溜まっている状態を避けるためにも、収集業者との連携は不可欠です。
結論として、事業系のゴミ収集スケジュールは、自治体の発表ではなく、契約している民間業者に直接問い合わせて確認することが唯一の正しい方法です。トラブルを避けるため、12月のできるだけ早い段階で連絡を取っておきましょう。